専門知識の必要性

今朝ツイートしていた内容ですが、ブログにまとめてみます。

メディア業界についての対談。
佐々木俊尚×牧野洋「『当事者の時代』とジャーナリズム」対談 第2回「メディア経営が厳しい時代だからこそ、新聞記者を専門家として育てる仕組みが必要」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32451

ツイートもしたけど上記のような専門職、専門家の軽視は日本の産業界全体の問題だと思っています。
どうにも、
「勉強すること」=「役に立たない」
って図式が根強いように思います。

人件費で新興国と勝負に成らない中、対人関係能力だけでなく、
マネージャも含めて、今後は「生きた専門知識や手法」=知識(ナレッジ)が大切になっていくと自分は思います。そして、そういう知識を活用する業務形態が競争力の厳選になってくるように思います。

ただ、だから専門家重視しましょう、っていってビジネススクールに通わせたり、コンサル出身者や博士号や修士号持っている人を雇い入れても、すぐに成果はあがらないと思います。
(多分、大手はもうそうやって失敗しているかと、、、。)

「勉強だけしてて、役に立たない」って人は実際にいるし、役に立たないっていう個人の責任だけでなく、専門知識が競争力に転化するには、その会社ではどのような仕事の在り方が適切か、っていうコンテキスト依存の部分を理解しなければ、適切な人の配置も採用も出来ないと思います。それ分かってなければ、コンサルタントや研修会社、ビジネススクールに食い物にされて終わりです。

結局、環境が根本的に変化しているということなので、全ての仕事の在り方も根本的に見直さなければならない、ってことなんだと思います。既存の枠組みを当てはめて判断するのではなく、現実/現場をよく観察し、深く学ぶプロセスが不可欠なんだと思います。

個人的に参考になるなって思ったのが、
サイバーエージェントで人事部長をされている曽山さんの事例です。
元々、営業・企画っていう広告代理店では花形でエースだった彼を、管理的業務である人事部長に異動させました。
講演を聞いたことがあるのですが、上手く回っている印象でした。

サイバーエージェント流成長するしかけ

サイバーエージェント流成長するしかけ

ツイッターでも、「エース」を従来日陰業務だった所へ投入しろ、みたいなことつぶやきましたが、
基本的に、エースの何割かは、かなり広い範囲の業務で成果を出せるメタなスキルを獲得していると思います。
そういう人が新しい状況にぶつかっていって、そこから学んでいけば新しい業務が何かを理解し、
組織の構造変容へとつながっていくのではないか、と思っています。

...と、連続ツイートもいい加減うざいと思って、ブログに書いてみました。
これ、練習が必要ですね。。。支離滅裂。。。まあ、いいか。